盗まれた対馬仏像、韓国の寺の敗訴確定 韓国政府が返還を判断へ
【ソウル=桜井紀雄】長崎県対馬市の観音寺(かんのんじ)から盗まれ韓国に持ち込まれた仏像を巡り、所有権を主張する中部、瑞山(ソサン)の浮石寺(プソクサ)が、仏像を保管する韓国政府に引き渡しを求めた訴訟で、韓国最高裁は26日、浮石寺側の上告を棄却した。観音寺の所有権を認めた2審判決が確定した。
仏像を日本へ返還するかどうかは韓国政府が国際法などに基づき、最終判断することになる。この訴訟では、十分な裏付けなしに浮石寺側の所有権を認めた2017年の1審判決に日本側が反発し、いわゆる徴用工訴訟と並んで日韓関係悪化の一因となっていた。
仏像は長崎県指定有形文化財の「観世音菩薩坐像」。12年に対馬から盗まれ、韓国警察が翌年に窃盗団を摘発し回収したが、浮石寺が「数百年前に倭寇に略奪されたものだ」と主張し提訴した。
2審の大田(テジョン)高裁は今年2月、「倭寇が略奪したとみるべき状況がある」としつつ、観音寺が長年公然と持つことで「取得時効」が成立したとの判断を示し、観音寺の所有権を認めた。返還については、韓国政府が国際規範を考慮して検討する必要があるとも指摘した。
https://www.sankei.com/article/20231026-SI4F5UXMBRJNJD6EJFPF3PRNGQ/
長崎県
長崎県(ながさきけん)は、日本の九州地方に位置する県。県庁所在地は長崎市。
五島列島、壱岐島、対馬など数多くの島嶼を含み、47都道府県中最も島が多いことで知られる。また、多島であるうえにリアス式海岸を多く擁することから海岸線の長さは47都道府県中第2位となっている(※「地形」節にて詳説)。
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対馬市
対馬市(つしまし)は、長崎県の対馬に位置する市である。対馬振興局の所在地。
本項では、地方自治体としての対馬市について記述する。島としての対馬に関する事柄は、対馬を参照のこと。
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観音寺
観音寺、正字: 觀音寺(かんのんじ、かんおんじ、かんのうじ)は、仏教の寺院やそれに基づく地名など。各地に存在する。
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大韓民国
大韓民国(だいかんみんこく、ハングル: 대한민국、英: Republic of Korea)、通称韓国(かんこく、ハングル: 한국、英: South Korea)は、東アジアに位置する共和制国家。首都はソウル特別市[5]。
主要20か国(G20)、経済協力開発機構 (OECD) 、開発援助委員会、主要債権国からなるパリクラブのメンバー[6][7]。『完全な民主主義』に分類され、経済複雑性指標は世界3位[8]。国際通貨基金における『先進国』である[9]。2020年における国内総生産 (GDP) は世界第10位[10]、貿易輸出額は世界6位[11]。主要産業はエレクトロニクス、IT、化学製品、自動車など。ハイテク製品を柱に、サムスン電子(スマートフォン・半導体世界最大手)、LGエレクトロニクス(家電世界最大手)、ヒョンデ(自動車世界シェア3位)等多数の世界的企業を輩出し、工業技術力指数は世界3位[12]。近年はスマートフォンと先端半導体の開発で知られる。
2020年における平均賃金は4万2156ドル(USD)[13]、平均世帯所得は6125万ウォン(約634万円)[14]。世界銀行における『高所得国(一人当たりのGNIが1万2535ドル以上)』に分類される[15]。主な社会問題として、世界2位の労働時間、出生率の低下[16]、OECD内で最も高い自殺率[17]、物価高や不動産バブルによる経済格差の拡大等が挙げられる[18]。社会構造は、急激な経済成長(世界最貧国→先進経済大国)がもたらした教養面における極端な世代間知的格差に特徴づけられる[16]。
近年は教育に力を入れており、人間開発指数は『極めて高い』を記録[19]。国連教育科学文化機構(UNESCO)によれば、2019年における19歳以上25歳未満の大学進学率は98.4%[20]、大学院進学率は44%[21]。文系より理系進学者が多く、理系大学への進学率だけで日本の大学進学率を超える[22]。数学オリンピック、物理学オリンピック、化学オリンピックでは中国や米国に並ぶトップの成績で知られ、アイビー・リーグへの留学者数は世界で2番目に多い。
憲法上は「朝鮮半島及び付属島嶼全域」の22万4000km2(日本の本州と同規模[23])を領土とするが、北緯38度以北は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が実効支配している。森林と農地で国土の約81%を占め、平野部は少ない[注釈 1]。首都ソウルへの一極集中の傾向が強く、2021年における都市圏人口は国民の50 %を超える2604万人であり[24]、都市圏内総生産は世界4位[25]、東京都の都内総生産と同規模である[26]。
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仏像
仏像(ぶつぞう)とは、仏教の信仰対象である仏の姿を表現した像。
仏(仏陀、如来)の原義は「目覚めた者」で、「真理に目覚めた者」「悟りを開いた者」の意である。初期仏教において「仏」とは仏教の開祖ガウタマ・シッダールタ(釈迦)を指したが、大乗仏教の発達とともに、弥勒仏、阿弥陀如来などの様々な「仏」の像が造られるようになった。
「仏像」とは、本来は「仏」の像、すなわち、釈迦如来、阿弥陀如来などの如来像を指すが、一般的には菩薩像、天部像、明王像、祖師像などの仏教関連の像全般を総称して「仏像」ともいう。広義には画像、版画なども含まれるが、一般に「仏像」という時は立体的に表された丸彫りの彫像を指すことが多い。彫像の材質は、金属製、石造、木造、塑造、乾漆造、鉄筋コンクリート造など様々である。
所有権
所有権(しょゆうけん)とは、物の全面的支配すなわち自由に使用・収益・処分する権利[1]。
18世紀ないし19世紀の近代的所有権は、自由主義や個人主義思想のもとで絶対的な所有権として成立し、原則的に無制限であると考えられていたが、20世紀に入ると私権の公共性が強調され始め、現代では所有権の横暴を抑制し公共の福祉を図るために社会的・経済的必要から所有権を原則的に制限可能なものであり、むしろ法律が許容する範囲内でのみその存在が可能なものと考えるようになった[2]。
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- 以下、民法については、条名のみ記載する。
瑞山市(ソサンし)
瑞山市(ソサンし)は、大韓民国忠清南道の都市。忠清南道西部に位置し、市内を西海岸高速道路が通る。
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浮石寺(プソクサ)
浮石寺(ふせきじ、プソクサ、ブソッサ)は、大韓民国慶尚北道栄州市にある仏教寺院である。曹渓宗(大韓仏教曹渓宗)の第7教区に属し、修徳寺の末寺にあたる。韓国10大名刹の中の一つで、無量寿殿(大韓民国指定国宝第18号)は、韓国最古の木造建物の一つとされる[1]。
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訴訟(そしょう)
訴訟(そしょう)とは、紛争の当事者以外の第三者を関与させ、その判断を仰ぐことで紛争を解決すること、またはそのための手続のことである。対義語に自力救済がある。現代においては、国家の司法権の行使によって、その権力を背景に紛争を強制的に解決するための手続のことを訴訟といい、調停、仲裁、和解などと区別される。
さらに狭い意味では広義の訴訟のうち訴訟事件のことのみを訴訟とよび、強制執行手続等の非訟事件と区別される。
民事訴訟を提起する行為は一般に提訴(ていそ)、刑事訴訟を提起する行為は起訴と言われる。また、訴訟に勝利することを勝訴(しょうそ)、負けることを敗訴(はいそ)と言う。
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大法院 (大韓民国)
大法院(だいほういん、朝:대한민국 대법원、英語: Supreme Court of Korea)は、大韓民国の最高裁判所であり、三権の一つである司法権の最高機関。
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上告
上告(じょうこく)とは、民事訴訟・刑事訴訟の裁判過程における上訴の一つ。
日本において、
これらの場合に上級の裁判所に対し、原判決の取消し又は変更を求める申し立てをいう。
上告審となる裁判所は、原則として最高裁判所であるが、民事訴訟において第一審の裁判所が簡易裁判所の場合、高等裁判所が審理を行う。
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棄却
棄却(ききゃく)とは、ある物を棄ててしまい、以後は取り上げないこと。各専門分野においては、次のような意味がある。
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判決 (日本法)
日本法において判決(はんけつ)とは、訴訟(民事訴訟や刑事訴訟)において、裁判所が当該事件について一定の厳重な手続を経た上で示す判断のことをいう。
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確定
確定(かくてい)
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- 物事がはっきりと定まること。
- 競馬や競艇などの着順が決定されること。確定時に“確”と一文字で表示される電光掲示板と“確定”と表示される電光掲示板がある。
- 裁判において、判決についてそれ以上争うことができなくなること。⇒確定判決
- 確定特異点(英語版)
日本
日本国(にほんこく、にっぽんこく、英: Japan)、または日本(にほん、にっぽん)は、東アジアに位置する民主制国家[1]。首都は東京都[注釈 2][2][3]。
全長3500キロメートル以上にわたる国土は、主に日本列島[注釈 6]および南西諸島・伊豆諸島・小笠原諸島などの弧状列島により構成される[3][4]。大部分が温帯に属するが、北部や島嶼部では亜寒帯や熱帯の地域がある[5][6]。地形は起伏に富み、火山地・丘陵を含む山地の面積は国土の約75%を占め[6]、人口は沿岸の平野部に集中している。国内には行政区分として47の都道府県があり、日本人(大和民族・琉球民族・アイヌ民族[注釈 7]・外国系諸民族)と外国人と数百人程度の無国籍者[7][注釈 8]が居住し、日本語を通用する[2][3]。
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国際法
国際法(こくさいほう、英: International Law, Law of Nations、仏: Droit international, Droit des gens、西: Derecho Internacional)とは、国際社会(「国際共同体」英: the international community、仏: la communauté internationale、西: la comunidad internacional)を規律する法をいう[1]。国際私法と対比させて国際公法(英: Public International Law、仏: Droit international public、西: Derecho Internacional Público)ともいわれるが、国内法制度における私法と公法の関係のように両者が対立的な関係にあるわけではない[1]。条約、慣習国際法、法の一般原則が国際法の存在形式(形式的法源)とされる[2]。かつては国家間の関係のみを規律する法と考えられてきたが、現代では国際組織や個人の関係や、これらと国家との関係を規律する法と考えられている[1]。
朝貢を国際関係の主体とする華夷秩序や、江戸時代初期の朱印船貿易は、一般的には国際社会全体を拘束する国際法であるとは見做されていない。
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旧朝鮮半島出身労働者問題
旧朝鮮半島出身労働者問題(きゅうちょうせんはんとうしゅっしんろうどうしゃもんだい)とは、第二次世界大戦中日本の統治下にあった朝鮮での日本企業による募集(自由募集)[1]、朝鮮総督府が応募者を募集した官斡旋[2]、1944年9月から総督府が対象者個人に直接「徴用令状」を発給して労務者をあつめた徴用による動員[3]の三種による元労働者及びその遺族による訴訟問題[4][5][6][7][8]。メディアでは単に徴用工問題という。
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日韓関係
日韓関係(にっかんかんけい、韓: 대한민국–일본 관계)は、日本と大韓民国との二国間関係を指す。朝鮮分割後、日本と韓国は1965年12月に日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約の下で外交関係を樹立し、日本は韓国を朝鮮半島全体の唯一の合法的な政府として認めた。
日本と韓国は隣国であり、どちらも東アジアにおけるアメリカ合衆国の主要な同盟国である。それにもかかわらず、近年、両国の関係は大きく悪化しており、強い相互不信と多くの紛争が特徴となっている。これらの論争には、竹島に対する領有権主張、日本の首相による靖国神社への参拝、日本統治下の朝鮮に対する日本の扱いに関する異なる見解、および日本が韓国に対して第二次世界大戦中の韓国人慰安婦に対する虐待について謝罪や賠償を求める交渉に応じないことなどが含まれる。2018年、外務省による日本の外交青書では韓国を「日本と戦略的利益を共有する日本の最も重要な隣国」と呼んでいた前年の表現を削除[1][2]、2020年からは「日本にとって重要な隣国」となった[3]。2021年には、韓国は最新の防衛白書で日本を「パートナー」とする記述を削除した [4]。これらの緊張は、この地域における中国の脅威に対する共通前線を促進するためのアメリカの努力を複雑にしている[5]。
2014年のBBCワールドサービスの調査によると、日本人の13%が韓国の影響力を肯定的に、37%が否定的に、韓国人の15%が日本の影響力を肯定的に、79%が否定的に見ており、韓国は中国に次ぐ、世界で日本に対して2番目に否定的な認識を持つ国となる[6]。関係が非常に敵対的なために、両国は様々なメディアコメンテーターによって「冷戦」の状態にあると説明されてきた[7][8][9]。
https://w.wiki/4th5
有形文化財
有形文化財(ゆうけいぶんかざい)は、
- 広義では、人類の文化的活動によって生み出された有形の文化的所産全般を意味する。
- 狭義では、日本の文化財保護法や地方公共団体の条例における文化財の種類のひとつで、建造物(不動産)や美術工芸品(動産・可動文化財)などの有形の文化的所産を意味する。特に、文化財保護法第2条第1項第1号において規定された「有形文化財」を意味する。
- 一般に「有形文化財」といった場合には、都道府県や市区町村といった地方公共団体が文化財保護条例により指定、または登録した有形の文化財を指すことが多い。
本項では2について詳述する。
https://w.wiki/4X3W
大韓民国の警察
大韓民国の警察(だいかんみんこくのけいさつ)は、大韓民国の行政機関である。行政安全部(旧内務部)の外局である警察庁、及び自治体に設置される自治警察で構成される[1]。
https://w.wiki/7uPR
窃盗団
窃盗団(せっとうだん)とは、窃盗や、それで得た物品を売買することで利益を上げている犯罪組織である。
https://w.wiki/7uPT
倭寇(わこう)
倭寇(わこう)とは、一般的には13世紀から16世紀にかけて朝鮮半島や中国大陸の沿岸部や一部内陸、及び東アジア諸地域において活動した日本の海賊、私貿易、密貿易を行う貿易商人に対する中国・朝鮮側での蔑称[1]。和寇と表記される場合もある。また海乱鬼(かいらぎ)[要出典]、八幡(ばはん)とも呼ばれる。
https://w.wiki/42eU
略奪
略奪(りゃくだつ)とは、戦争[1]、災害に伴う法・治安の機能停止[2]、暴動[3]といった破滅的状況において、また政治的・軍事的勝利の結果として行われる財産の強奪行為。本来の表記は掠奪(読みは「りょうだつ」[4]とも)だが、当用漢字制定後は代字を用いて略奪と表記することが一般化した。
国際法では、戦時の略奪行為は禁じられ、行った者は戦争犯罪に問われる[5]。
https://w.wiki/6yZm
状況
哲学において状況(じょうきょう、State of affairs, (ドイツ語: Sachverhalt)[1])とは、ある時間においてある個体に何らかの効果を与える環境的な条件のことである[2]。
広義には環境的な条件に加え個体の内的条件を含むこともあるが狭義に環境ないしは場と同義とされる。なお、後者を指す場合は事態とも言う[3]。
https://w.wiki/72Gi
取得時効 (日本法)
日本法において取得時効(しゅとくじこう)とは、他人の物または財産権を一定期間継続して占有または準占有する者に、その権利を与える制度で、消滅時効とともに時効の一つである。取得時効により権利を取得することを時効取得という。
https://w.wiki/7uPh
成立
成立(せいりつ)とは、物事が出来上がる(すなわち成る)ことである。ここでは法律用語における成立について解説する。
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判断力
判断力(はんだんりょく)とは、大辞泉によると、「1 物事を正しく認識し、評価する能力。それは、可能性、能力の問題でもあるといわれる。」[1]
イマヌエル・カントの『判断力批判』がこの分野の古典としてよく知られている。カントの判断力は、Urteilskraftと標記し、これは純粋理性や実践理性に対置して用いられ、主に趣味的な判断をなすことのできる能力と理解されていた。つまり、判断力とはカントでは、正しい認識の能力ではない。真偽を判断する純粋理性と、何をなすべきか、コトの善悪を実践理性との間に橋を架けるような能力として考えられていたのである。
犯罪で、この能力が劣っている人間は罰せられない、といったことが言われる。しかしながら、哲学分野としての用語用法としては必ずしも整合性が合うとは言いかねる。
https://w.wiki/76jX
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