Fav-Log by ITmediaによりますと、
Androidスマートフォンは、
選択肢の多さが何よりの魅力です。
中でも、
ソニーモバイルコミュニケーションズが手がける
「Xperia(エクスペリア)」シリーズは
日本において強い人気を誇っているそうです。
そんなXperiaですが9月17日、
新モデル「Xperia 5 II(エクスペリアファイブマークツー)」が
発表されました。
2020年秋以降、
日本でも発売される予定です。
このXperia 5 II、
先代の「Xperia 5」と何が変わったのでしょうか。
主なポイントをチェックしていきましょう。
目次
一番大きい変化は「5G」「Wi-Fi 6」対応
Xperia 5 IIは、
先代と同様にコンパクトなフラグシップ(ハイエンド)スマートフォン
という位置付けです。
画面や本体サイズ以外のスペックは、
2020年1月に発表され、
日本では5~6月に発売された
「Xperia 1 II(エクスペリアワンマークツー)」と
おおむね同様となっています。
Xperia 5 IIとXperia 5の一番分かりやすい違いは、
よりハイスペックな通信への対応です。
携帯電話(モバイル)通信では、
従来のW-CDMA(3G)、
LTE(4G)に加えて、
Sub-6(6GHz以下の周波数帯)を用いる
「5G(第5世代移動通信システム)」に対応しました。
5Gエリアであれば、
従来のLTEよりも高速かつ遅延の少ない通信を利用できます。
また、
最新の無線LAN(Wi-Fi)規格である
「Wi-Fi6(IEEE 802.11ax)」にも対応しています。
Wi-Fi 6ルーターのある環境では、
従来のWi-Fiよりも実効通信速度が向上します。
Xperia 5 IIでは、
通信品質を考慮してモバイル通信とWi-Fi通信を
自動的に切り替える機能もXperia 5から引き続き搭載します。

通信品質を考慮したネットワークの自動切り替え機能と組み合わせることで、
より快適な通信環境が期待できます
「ディスプレイ」と「カメラ」は品質アップ
Xperia 5 IIの画面は、
6.1型(インチ)の有機ELディスプレイです。
解像度はフルHD+(1080×2520ピクセル)で、
映画で使われる色域(色の表示範囲)の規格「DCI-P3」に完全に準拠し、
HDR(高ダイナミックレンジ)映像も再生できます。
……と、
ここまではXperia 5と同じ仕様なのですが、
Xperia 5 IIのディスプレイでは
1秒間の画面の更新回数を示す「リフレッシュレート」と、
1秒間に画面タッチを検出できる回数を示す「タッチレート」が向上しました。
リフレッシュレートの最大値は「60Hz(秒間60回)」から
「120Hz(秒間120回)」に倍増し、
画面のスクロールや特にゲームの描画を
より滑らかに行えるようになりました。
加えて、
画面の描画時に黒い画像を挟み込むことで
疑似的に「240Hz(秒間240回」表示できる機能も備えています(※1)。
(※1)目の錯覚を利用することで、
実リフレッシュレートの2倍で見えるようになります

Xperia 5比で2倍のリフレッシュレートを持ちます。
黒フレームを差し込む機能を使えば、
疑似的にリフレッシュレートを4倍に引き上げられます
(画像はイメージです)
Xperia 5 IIのアウト(外側)カメラは、
全て1200万画素センサーの
「標準(広角)」「望遠」「超広角」のトリプル構成……と、
こちらも表面を追うとXperia 5と同じように見えますが、
幾つかの変更点があります。
まず、
レンズがドイツのレンズメーカー「ZEISS(ツァイス)」製の
「T*(ティースター)コーティング」付きのものになりました。
これによりレンズ内の乱反射を抑制し、
スマホカメラでよく発生しがちな「ゴースト」や「フレア」も抑制できます。
また、
各カメラの仕様が以下の通り変えられています。
焦点距離は、
一眼カメラでよく使われるものにそろえられました。
- 標準カメラ:1/2.6インチセンサー/F1.6レンズ/視野角76度
→1/1.7インチセンサー/F1.7レンズ/視野角82度 - 望遠カメラ:1/3.4インチセンサー/F2.4レンズ/焦点距離52mm
→1/3.4インチセンサー/F2.4レンズ/焦点距離70mm - 超広角カメラ:1/3.4インチセンサー/F2.4レンズ/視野角130度
→1/2.55インチセンサー/F2.2レンズ/視野角124度
アウトカメラの特性はXperia 1 IIとほぼ同じものとなりましたが、
唯一異なる点が暗所でのオートフォーカス(AF)速度を向上する
「3D iToFセンサー」の未搭載です。
Xperia 1 IIと比べた場合に、
暗所におけるAFの速度と精度に差が出る可能性があります。
撮影用アプリは、
標準のものに加えて、
ソニーの一眼カメラ「α(アルファ)」のノウハウを投入した
「Photography Pro」もプリインストールしています。
この点もXperia 1 IIと同様です。
インカメラ(約800万画素、F2.0)の特性は、
Xperia 5から据え置かれています。

Zeiss製の「T*レンズ」になりました。
ただし、3D iToFセンサーを備えないため、
暗所におけるAFの速度と精度に差が出る可能性があります

αではおなじみの「瞳AF」も利用できます
スピーカーもパワーアップ 3.5mmイヤフォンジャックも装備
Xperia 5 IIは、
Xperia 5に引き続き2つ(ステレオ)のスピーカーを備えます。
ただし、
Xperia 5 IIでは、
2つのスピーカーが画面(本体正面)側に来るように改められたので、
スピーカー位置のずれから生じる音の違和感が大幅に軽減されました。
口径(サイズ)も、
Xperia 5よりも大きくなったため、
さらに大きな音で再生できます。

音の違和感が大幅に軽減されました
また、
Xperia 5 IIでは3.5mmイヤフォンマイク端子が“復活”しました。
Xperia 5に3.5mmジャックを持つイヤフォンや
ヘッドフォンをつなぐには、
USB Type-C端子につなぐ変換アダプターが必要でしたが、
Xperia 5 IIでは直接つなげるようになります。

3.5mmイヤフォン/ヘッドフォンをつなぎやすくなりました
サイズと重量はほぼ据え置き メモリとストレージは増量
Xperia 5とXperia 5 IIの本体サイズと重量は、
以下の通りです。
- Xperia 5:約68(幅)×158(高さ)×8.2(厚さ)mm、約164g
- Xperia 5 II:約68(幅)×158(高さ)×8(厚さ)mm、約163g
Xperia 5 IIはプロセッサを含めて
Xperia 5からパワーアップしているのですが、
サイズと重量をほぼ据え置いています。
それどころか、
わずかではありますが、
薄く軽くなっています(※2)。
IPX5/8等級の防水性能や、
IP6X等級の防塵(じん)性能も引き続き備えます。
(※2)スペック上のサイズと重量は基本的に「平均値」です。
特に重量は、
ボディーカラーの違いや固体差によって数g変わることがあります

本体のメインメモリは6GBから8GBに、
内蔵ストレージは
64GBまたは128GBから
128GBまたは256GBにそれぞれ増量されています。
内蔵ストレージの容量は、
投入先の国・地域やキャリアによって異なる可能性はありますが、
足りない場合はmicroSDメモリーカードで
ストレージを増やすこともできます。
Xperia 5 IIの日本における発売情報は、
近いうちに何らかの発表があると思われます。
楽しみに待ちましょう!

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
引用元:https://www.itmedia.co.jp/fav/articles/2009/20/news021.html
まとめ
パッと見『Xperia 5』とそっくりなのですが、
中身がパワーアップされています。
イヤホンジャックが復活したのは、
ポイント高いですね。
『Xperia 5』が欲しかったが、
イヤホンジャックが無いので見送った方などにオススメです。
コメントを残す