VOXアンプが巨大ロボ化! アニメ『LISTENERS』が下手な音楽アニメよりもバンドマンに突き刺さった理由 / 2020年春アニメおすすめ

ロケットニュース24によりますと、

バンド系アニメは
ガチのバンドマンからすると結構子供騙しだそうです。
天才イケメン美女だらけですし、
とんとん拍子にステップアップするし……
ライブハウスで15年くらい活動している
バンドマンの私(中澤)からすると
違う。それはスタジアムの世界だ
という感じのことが多いです。

一方、
2020年春アニメで放送されている『LISTENERS』は、
ロボットアニメにもかかわらず
下手な音楽アニメより私の胸に突き刺さってきました。
これ、
ロボに興味がなくとも、
バンドマンは結構楽しめるんじゃないだろうか
そう感じた理由を以下に説明します。

・ストーリー

舞台は、
「ミミナシ」と呼ばれる謎の生命体により
人類が生活を脅かされているSF世界。
ミミナシに対抗することができるのは
戦闘メカ「イクイップメント」。
それを操ることができる能力者は
「祈手(プレイヤー)」と呼ばれている。

スクラップ拾いの少年・エコヲは、
ある日がれきの山に捨てられた少女・ミュウと出会う。
記憶喪失で自分の出自や目的などを全て忘れているミュウ。
しかし、
腰のインプットジャックからプレイヤーであることが分かる。
そんなミュウとの出会いからエコヲの運命は動き出した……
の・だ・が
その前にちょっと良いですか

エコヲの実家のバーの名前『OASIS』!

伝説のプレイヤージミ・ストーンフリー!!

エコヲがミュウにプレイヤーの説明する時の
イメージ映像がマーク・ボラン!!!

エコヲの住んでる街・リバチェスタ!!!!

ってか、1話のタイトル「リヴ・フォーエヴァー」!!!!!

笑いましたね
バンドマンにはもう説明の必要すらないと思いますが、
OASISはUKロックの伝説的バンドで、
「リヴ・フォーエヴァー」はオアシスの出世曲。
ジミ・ストーンフリーは、
ジミ・ヘンドリックスに
『ストーン・フリー』って曲がありますし、
リバチェスタはUKロックの聖地
リバプールとマンチェスターでしょう。

・アンプがロボ化

多分、
細かく見るともっと小ネタが
散りばめられていると思います。
そして、
何より笑ったのは、
ロボに変形するのがギターアンプなのです

確かに、
ギタリストにとってギターアンプは憧れですが、
アンプはあくまでスピーカーです。
ギターなどがないと音が出ないものです。
そこをあえてのアンプ

ちなみに、
ギターはじめ楽器類は今のところ出てきていません。
操縦するためにギターを使うとかなら
わからんでもないですが、
ギターなしアンプオンリーなのです。
かつて、
ここまでアンプがど真ん中を占めるアニメがあったでしょうか
少なくとも私の記憶にはありません。

しかも、
主人公たちのロボはVOXアンプ。
マーシャルじゃなくVOXが主人公なところにガチさを感じます。
UKと言えばこのアンプです。

・胸に刺さった理由

もちろん、
音楽アニメでもこれくらいのオマージュは
あるかもしれません。
しかし、
音楽アニメと違って、
私の胸に『LISTENERS』が突き刺さってきたのは、
やはりロボアニメだということが重要なのだと思います

断っておきますが、
私は特に巨大ロボにロマンを覚えるタイプではありません。
ですが、
38歳にしてたまにロボアニメを見てしまうのは、
ロボットアニメの「世界と戦う姿勢」のようなものが
好きだからです。

多くのロボットアニメでは、
誰もが諦めているような世界のルールや
常識めいたものに主人公が立ち向かっていく。
『LISTENERS』でもそういう部分は随所に感じられます。

例えば、
エコヲがミュウに街を出ようと誘われた時。
最初、
エコヲは「自分は一般人だから無理」
という感じで誘いを断ります。
あまりにも簡単に断ってしまうエコヲの態度には
リバチェスタの一般人に流れる常識が垣間見えるようです。

少年であるエコヲが
ゴミ拾いで生計を立てていることでも分かる通り、
リバチェスタは決して裕福な街ではありません。
ですが、
暮らす人々は貧乏ながらも安定した生活を送っており、
その生活が常識として子供にまで浸透しているのです

1話のハイライトは
そんなエコヲが街を出ることを決心するシーン。
まずは一歩、
諦めに似た常識という壁を打ち破る。
もちろん、
そこにはイクイップメントも深く絡んでいますが
キッカケでしかありません。
大事なのは、
この瞬間エコヲが一歩踏み出したということで、
その戦いの意志にロボアニメの良さが集約されているのです。

そして、
この気持ちはバンドマン全てが
持っているものなのではないでしょうか。
楽器なんて、
弾けるまでに大変な努力を要するものを手に取り、
色んな壁を乗り越えてステージに立つのは、
つまるところ世界を、
自分を変える一歩を踏み出したいからではないか

少なくとも私はそうです。
自分を変えるために楽器を手に取り、
売れてなかろうが38歳だろうがステージに立つ。
全ては自分の世界を変えるために。
楽器とアンプは世界に立ち向かう武器であり兵器。
そのため、
ただライブシーンや人間関係を描く音楽アニメより
『LISTENERS』の方がイメージにハマるのかもしれません。

・エウレカセブンが好きな人にも

以上が、
『LISTENERS』が下手な音楽アニメより
私の胸に突き刺さった理由です。
そんな本作は、
『交響詩篇エウレカセブン』の
佐藤大さんが脚本家を務めています。
そのためか、
キラキラしたボーイ・ミーツ・ガール感は
エウレカセブンを彷彿とさせます。

エコヲのあか抜けなさにレントンを感じますが、
レントンもクライマックスは
かっこ良くたくましく見えるようになりました。
はたして『LISTENERS』は壁を打ち破れるでしょうか?
期待して見ていきたいです。

参照元:LISTENERS
執筆:中澤星児
©1st PLACE・スロウカーブ・Story Riders/LISTENERS製作委員会

▼『LISTENERS リスナーズ』本PV

引用元:https://rocketnews24.com/2020/04/16/1358841/

まとめ

この記事の着眼点はとても面白いです。
アニメ『LISTENERS』を38歳のバンドマンが、
バンドマンの視点から感想を書いているところに、
新鮮さを感じました。
しかも、
『交響詩篇エウレカセブン』の風味を感じるので、
そこにも注目したいですね。
僕はまだ見ていませんが、
HDDに録画しているので、早く見たいです。

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